2つの射出シリンダーを有する射出成形機で、ボア部とモーターケース部それぞれを独立したタイミングと圧力で樹脂を充填し、各部の寸法精度とボア部の真円度を両立することができます。

特許第4352095号

白色：ボア部 黒色：モーターケース部

例）　自動車用スロットルボディ

自動車用スロットルボディなど金属部品の樹脂化において、寸法精度・平面度・真円度など複数の要求を同時に満足させることができます。

Ｒ＆Ｄセンター　佐藤　和人

E-mail ：ks1065315@munekata.co.jp

ムネカタは調臨界二酸化炭素を利用した独自のプラスチックの表面改質加工法（MUCOA®）を開発しました。MUCOA®は二酸化炭素を金型と樹脂表面の間に注入することにより、スキン層を軟化させ転写性の高い製品を得ることができます。

特許登録	3445778　　3987486
US特許	6676867
ドイツ・イギリス特許	1179405

二酸化炭素が樹脂表面を溶解し スキン層を軟化させる		金型の微細形状を転写する

製品：12ｘ12 ｔ1.0　 成形：コア圧縮
金型：凸形状 　 W=7μm　H=3μm

1. 成形品外観不良の改善
2. 成形品の高品位化
3. ナノレベルの超微細な形状の転写

マイクロチップ金型作成技術とMUCOA®を組み合わせて、新たな機能性を持ったマイクロチップ製作へ応用しています。流路内に様々な形状を付加することができます。

異なる高さを有する構造体	微細穴を有する構造体

Ｒ＆Ｄセンター　梅津　真門

E-mail ：mu1045317@munekata.co.jp

SDH溶着とは近距離加熱によるプラスチック同士の溶着技術です。
輻射熱を利用して成形品表面を溶融させ、融点の異なる二つのプラスチック同士を溶着させることができます。
(特許出願中）

●引っ張り破壊張力　4000N（製品規格値 クリア）
●冷熱サイクル1000回（-35℃⇔100℃）後のヘリウムリーク試験に合格
●突起や湾曲がある３次元の形状にも適用可能

●機密性の必要な燃料タンクの樹脂化
●色のついた樹脂性タンクに透明な樹脂で「窓」をつける
●耐熱性が必要な車載部品の樹脂化

Ｒ＆Ｄセンター　田中　昌浩（Masahiro Tanaka）

E-mail ：mtanaka_mie@munekata.co.jp

OH'sはほとんどの植物に含まれている多価フェノール(ポリフェノール)を 化学的に修飾したポリエステル系ポリマーの熱安定剤です。
赤ワインやバナナなどに含まれるポリフェノールは体に良いといわれていますが、 これは体内で発生した活性酸素が他の細胞などを攻撃するのを抑える働きがあるためです。
OH'sも同様な働きをポリマー内で行います。 ポリマーは成形工程の熱やせん断応力によって分解します。この分解を止め、 樹脂を安定にすることがOH'sの役目となります。ポリフェノールは自然のものですから、 あまり熱に強くありません。
弊社はフェノール性水酸基を持ったままポリフェノールを重合し、耐熱性を向上させました。
それがOH'sです。OH'sはポリマーと相容性が良いため樹脂の中に均一に分散することが出来ます。

特許登録	3068614　　3086806
US特許	6359041
ドイツ特許	60003121.7-08

I. ＰＥＴ本来の特性 1. 流動開始温度が高い 2. 結晶化速度が遅い 3. 溶融領域での粘度が低い 4. 成形領域が非常に狭い 5. 加水分解が激しい

II. リサイクルＰＥＴ(フレーク)材の特性 基本物性値の低下 品質の変動

• 劣化抑制効果(ＩＶ値低下抑制)熱安定性、耐候性向上
• 耐衝撃性ＵＰ(IZOD 衝撃値：ＯＨ'ｓ無添加と比べて20％ＵＰ)
• フレーク材+ＯＨ'ｓマスターバッチで使用可能
• 従来材に比べてコストダウン可能
• ＰＣ、ＰＢＴ、ＰＥＴ、ＰＣ/ＰＳ、ＰＣ/ＡＢＳに活用効果大

UL認定取得材料

○９４-ＨＢ汎用グレード

○９４-Ｖ２グレード（1/16”）

Ｒ＆Ｄセンター　加藤　毅

E-mail ：tkato_trd@munekata.co.jp